(株)ココチ設計事務所
一級建築士事務所
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−中野M邸新築工事−  
 
用 途
家族構成
1階床面積
2階床面積
3階床面積
延床面積
 
: 専用住宅
: 夫婦+子供2人
: 78.19u
: 70.73u
: 48.13u
: 197.05u
外観 階段・吹抜廻り 小窓
エントランス階段 トイレ ダイニング越しにリビングを見る
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・都内住宅地に建てられた3階建て住宅。1階をRC造(鉄筋コンクリート造)、2・3階を木造としている。 1階を鉄筋コンクリート造とすることで、広い空間を確保し、計5台の駐車台数を可能としている。南側3台分は貸し駐車場として計画されている。
 2階は主な生活スペースとなり、リビング、キッチン、ダイニング、浴室の他に、客間として一室を確保している。リビングは南道路側に大きく開き、明るく開放的な空間となっている。
 3階には夫婦の寝室と子供部屋を配置。道路及び隣地からの斜線制限により、急勾配の屋根が3階レベルまで降りてきているため、天窓から光を採り入れ、明るさを確保している。
 室内の仕上げは木の風合いを基調にまとめられておリ、無垢のフローリングがやわらかな雰囲気をかもし出している。
 
 敷地の2方向が道路に面しており、採光には有利ではあるものの、道路幅員が2方向とも4m未満であり、かなりきつい斜線制限がかかっている。それを反映し屋根の形状は複雑なものになっている。工事は難しいものとなったが、その独特の屋根形状が、この住宅の印象を特徴付け、シャープで個性的な外観となった。
 外観の色彩計画は室内空間とは対照的に、1階RC部分とシャープな屋根形状に合わせ、ブルー・グレー・シルバーなどを用い、落ち着いた色合いでまとめられている。
 屋根に用いられたホワイトグレーの仕上材は、大きな屋根が北側の住宅へ圧迫感を与えないようにとの配慮から明るい色が選ばれた。
 玄関へ至る階段の壁面には、大きく円形の開口が取られ、階段を上がるときの閉塞感を解消するとともに、デザイン的なアクセントとなっている。